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伊藤若冲 鑑賞木版画軸装「豆花双鶏図」
伊藤若冲 鑑賞木版画軸装「豆花双鶏図」

価格:189,000円

伊藤若冲 鑑賞木版画軸装「豆花双鶏図」 伊藤 若冲  いとう じゃくちゅう 「豆花双鶏図」とうかそうけいず軸装一幅光琳・大雅・蕪村・応挙と並ぶ江戸期京都派を代表する画人・「鶏絵」の奇才若冲。



凛々しく正面を見据える「雄鶏」と寄り添う「雌鶏」。

五色の羽毛の彩りも冴え、「静」の中に「動」の激しさを秘めた構図の妙。

現代人の心を魅了し続けるひときわ個性的な作品。

干支の縁起物・家庭円満の吉祥画の傑作である。

【図柄について】図柄は、花と莢(さや)をつけた隠元豆の枝下に、正面を向いた雄鶏と寄り添う雌鶏が描かれ、干支の縁起物あるいは家庭(夫婦)円満を象徴した吉祥画の類と思われます。

「米斗翁」の署名と「藤女鈞印」、「若冲居士」の落款から勘案すると若冲晩年(七十歳代後半から八十歳代)の作と思われます。

細部まで描き込まれ、美しく光沢を放った羽の質感は見事でしなやかに立つ雄鶏の尾羽黒と白、真赤な鶏冠(とさか)の大小と雌鶏の純白の対比も美しく際立っています。

本作は、人気が高い伊藤若冲の「豆花双鶏図」の原画を基に制作された木版画です。

京都の富貴な家の所蔵品を木版画に仕立てたもので、江戸後期から明治初期に彫刻された版木を使用して再摺しています。

【伊藤 若冲】正徳6年(亨保元)?寛政12年(1716?1800)。

江戸中期の画家。

名は汝鈞、字(あざな)は景和、若冲のほかに斗米庵、斗米翁の号がある。

京都錦小路高倉の青物問屋の跡取り息子として生まれ、京都深草でその85年の生涯を閉じた。

初め狩野派を学んだが、さらに宋元明の中国絵画を研究し、また身辺の自然を直接学ぶことによって独自の画境に到った。

装飾的な花鳥画には尾形光琳の影響も認められるが、他方では、鋭く飄逸な水墨画を描いた。

また特に鶏を描くことを得意とした。

生涯独身を通し、晩年は深草の石峯寺の門前に隠棲した。

代表作には、京都鹿苑(ろくおん)寺大書院水墨障壁画(1759)「動植綵絵」30幅(1770)、大阪府西福寺の金地濃彩襖絵「群鶏図」(1790)などがある。

限定150部摺立■技法:古法手摺木版画12版39度摺り■用紙:越前生漉奉書紙■彫板:芸艸堂伝存版木使用■摺師:佐治敬造■画寸:天地79.0×左右37.0センチ■軸寸:天地160.0×左右50.5センチ■表装:一文字風帯/準金竹屋町 唐草朱箔中廻し/宇田野裂 花鏡唐草天地/綿支那 軸先/うるみ塗砂子

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